総肺静脈還流異常症，大血管転位症の麻酔管理

• 末盛 智彦

  岡山大学病院麻酔科蘇生科

• 岩崎 達雄

  岡山大学病院小児麻酔科

• 清水 一好

  岡山大学病院手術部

• 金澤 伴幸

  岡山大学病院集中治療部

• 杉本 健太郎

  岡山大学病院麻酔科蘇生科

• 森松 博史

  岡山大学病院麻酔科蘇生科

書誌事項

タイトル別名

• Anesthetic Management of Patients with Total Anomalous Pulmonary Venous Connection and Transposition of the Great Arteries

抄録

総肺静脈還流異常症と大血管転位症はともに新生児期に根治的手術が必要となりうる先天性心疾患である．新生児の心臓は構造的，機能的に未熟であるため術後心不全に陥りやすい．加えて総肺静脈還流異常症，大血管転位症の患者は疾患特有の血行動態により左心不全や肺高血圧のリスクが高く注意が必要である．両疾患の新生児期の根治的手術を成功に導くためには，前負荷，後負荷，心筋収縮力，心拍数を適切に調節し限られた心機能を無理なく発揮できる環境を作ることが重要である．

収録刊行物

• 日本臨床麻酔学会誌

  日本臨床麻酔学会誌 37 (4), 491-497, 2017

  日本臨床麻酔学会

キーワード

• 心臓麻酔
• 新生児
• 総肺静脈還流異常症
• 大血管転位症

詳細情報

• CRID: 1390282679739966592
• NII論文ID: 130006855489
• DOI: 10.2199/jjsca.37.491
• ISSN: 13499149
• ISSN: 02854945
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/37/4/37_491/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2017336568
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可