回復期リハビリテーション病棟看護師の多職種連携実践能力に関連する要因

  • 藤田 厚美
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科看護科学域博士後期課程
  • 習田 明裕
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科看護科学域

書誌事項

タイトル別名
  • Factors Related to Competency of Interprofessional Collaborative Practice of Nurses Working in Convalescence Rehabilitation Ward
  • カイフクキ リハビリテーション ビョウトウ カンゴシ ノ タショクシュ レンケイ ジッセン ノウリョク ニ カンレン スル ヨウイン

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抄録

<p>目的:回復期リハビリテーション病棟に勤務する看護師の多職種連携実践能力に関連する要因を明らかにすることである.</p><p>方法:回復期リハビリテーション病棟に勤務する看護師539名を対象に,《インタープロフェッショナルワーク実践能力評価尺度(CICS29)》を用いて質問紙調査を実施した.単変量解析で有意な関連又は差がみられた変数について,カテゴリカル回帰分析を行った.</p><p>結果:《CICS29》の合計得点と関連がみられたのは,「臨床経験年数」,「役職」,「現任教育の専門職連携教育(IPE)」,「上司のサポート」,「同僚のサポート」,「日常の情報共有」,「院外のコミュニケーション」の7つの変数であり,分散の40.3%が説明された.</p><p>結論:看護師の多職種連携実践能力を高めるためには,継続的なIPEが有効であり,同職種間のサポートが提供し合える環境,また多職種とのタイムリーなディスカッションやインフォーマルなコミュニケーションの機会が必要であると考えられた.</p>

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