書誌事項
- タイトル別名
-
- Current Status and Tasks of a Pamphlet for Families of Terminally Ill Patients at Home
この論文をさがす
抄録
<p>【目的】終末期在宅療養を支える看取りのパンフレット使用の実態と課題を明らかにする.【方法】訪問看護ステーション419カ所に郵送式質問紙調査を行い,118カ所から回答を得た.【結果】パンフレットを使用しているステーションは41.8%であった.パンフレット使用時に考慮することとして,「家族の心配や不安の程度」「家族の在宅死の希望」「患者の在宅死の希望」が極めて多かった(いずれも82.6%以上).家族に対するパンフレットの有用性(家族の看取りに対する覚悟につながる,家族が患者の現状を理解するのに役立つなど)は,ほぼ全てのステーションが認めた.一方,渡す時期の決定に難しさを感じているステーションが67.4%みられた.パンフレットを使用しない理由では「使用可能なパンフレットがない」(64.1%)が多かった.【結語】パンフレットを使用しているステーションは,その有用性を認めているものの,使用の難しさを感じていた.</p>
収録刊行物
-
- Palliative Care Research
-
Palliative Care Research 12 (2), 222-228, 2017
日本緩和医療学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205256707072
-
- NII論文ID
- 130006898015
-
- ISSN
- 18805302
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可