1.5車線的道路整備における待避区間の最適配置に向けた評価手法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY OF AN EVALUATION METHOD FOR PASSING AND NO PASSING SECTIONS IN ROAD IMPROVEMENT FOR 1.5 LANES

抄録

中山間地域における豊かな暮らしを支えるため,近年,1車線改良や2車線改良,局部改良を弾力的に組合せた1.5車線的道路での整備が可能になった.建設工事においても,一時的な大型車の増加に対応する上で1.5車線的道路が有効となるが,交通量の多い区間では,待避所の位置や延長を設定するために労力や時間を要する交通シミュレーション等による検討を繰り返す必要があった.本稿では,繰り返し検証の省力化と待避所の最適配置を視野に,狭隘区間と待避区間の評価指標を定式化して交通シミュレーションとの比較を行った.両者の平均絶対誤差は,平均待ち時間で4.8秒,平均必要待避区間長で3.3mとなり,本指標の妥当性を確認できた.今後,最適化手法と組合せることで,待避区間の最適配置と迅速で効果的な整備計画の策定が可能になると考える.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ