Dermatophytomaの主たる起因菌は<I>Trichophyton mentagrophytes</I>である
書誌事項
- タイトル別名
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- Major causative agent of dermatophytoma is <I>Trichophyton mentagrophytes</>
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抄録
従来、爪白癬の起因菌は大多数がTrichophyton rubrumとされている。先に我々が報告したPCR-RFLP法による爪白癬の同定結果においても、T.rubrumの占める割合は90.4%で、これを裏付けている。今回、2004年から2006年にかけて、当科外来を受診しdermatophytomaと診断された29例について、培養法およびPCR-RFLP法を用いて起因菌を同定し検討を行ったところ、同定成功率は69.0%(20例)、このうち、T.mentagrophytesの比率は95%(19例)と、爪白癬全体における同定結果と全く異なるものであった。この結果は、dermatophytomaが、単に臨床形態が特異な爪白癬であるというのみならず、起因菌も他の爪白癬と異なる可能性を、強く示すものと考えられる。
収録刊行物
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- 日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
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日本医真菌学会総会プログラム・抄録集 50 (0), 130-130, 2006
日本医真菌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680500154240
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- NII論文ID
- 130006947898
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- ISSN
- 09164804
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可