Effects of meal type on diet-induced thermogenesis and heat loss responses

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  • 食形態の違いが食事誘発性体熱産生および熱放散反応に及ぼす影響

Abstract

[目的]食後に熱産生量が増加することを食事誘発性体熱産生(DIT)といい、食事量や食事内容によって影響されることが知られている。本研究では、サプリメントタイプの食事が通常の食事摂取に比べて、DITおよび熱放散反応にどのような影響を及ぼすのか検討を行った。<BR>[方法]若年成人女性9名を被験者とし、人工気象室(25℃・40%)にて、約450kcalで同一PFC%バランスのサプリメントタイプの食事(S)と通常の食事(P)、それに食事なしで水分のみ(N)を摂取させる条件を設定し、それぞれ食前と食後40分、80分、120分に安静時の熱産生量、舌下温、皮膚温、皮膚血流量(LDI)、心拍数(HR)、温冷感、快適感を測定した。<BR>[結果]熱産生量は、N条件では経時的変化がなかったのに対し、S・P条件ともに40分後にはN条件に比べて有意に増加した。皮膚温は、顔ではS・P条件がN条件より、胸・前腕後面・手掌ではP条件がN条件より、胸・前腕後面・下腿後面ではP条件がS条件より、有意に高い値であった。HRは、N条件では変化がなかったが、S・P条件では40分後にはN条件に比べて有意に高い値を示した。舌下温、前腕・大腿のLDIおよび温冷感・快適感には食事条件による差は認められなかった。以上の結果から、食事の摂取(S・P条件)は熱産生を亢進し、その亢進は顔・胸・前腕後面・手掌での熱放散を促進した。食形態の相違は食後2時間以内ではDITには反映しなかったものの、通常の食事がサプリメントタイプより胸・前腕後面・手掌・下腿後面でより熱放散を促進することが示唆された。

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680533776128
  • NII Article ID
    130006955194
  • DOI
    10.11428/kasei.58.0.66.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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