下半身の発汗反応に関する研究:-分布と姿勢による変化-  [in Japanese] Thermal sweating of the lower parts of the body:-the regional distribution and the effect of the change in body position-  [in Japanese]

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Abstract

<B>【目的】</B> 暑熱下,長時間座位を保つと座面の汗を感じ不快になる.我々はこれまで,着衣の快適性における下衣衣服内湿度の影響について報告してきた<SUP>1)</SUP>.本研究では,下半身の発汗反応に着目し,発汗分布の詳細,ならびに姿勢が発汗に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした.<BR><B>【方法】</B> 1)ろ紙法による下半身の発汗分布計測…被験者は平均年齢21歳の若年女性5名.35℃・50%RHの暑熱下で,前腕内側,座面(坐骨),鼠径線上,大腿(前面中央,後面中央,内側中央,外側中央),膝蓋骨中央,膝窩,下腿 (前面中央,後面中央,内側中央,外側中央),足背の14ヶ所を計測した.2)姿勢変化時の下半身局所発汗量計測…被験者は平均年齢21歳の若年女性8名.35℃・50%RHの暑熱下,立位→座位→立位の順に姿勢を変化させ,その間の局所発汗量(胸部,前腕内側,座面,大腿部,下腿部)の変化を換気カプセル法により測定した.<BR><B>【結果】</B> 発汗分布計測では,鼠径線上,大腿後面,大腿外側の値は大きく,大腿内側,下腿後面,下腿内側,下腿外側,足背は有意に少ない結果を得た.姿勢変化時の発汗量計測では,計測した5部位とも立位から座位で減少を示し,圧-発汗反射の影響と考えられる.減少量には-15%~-30%の部位差が見られた.座面における座位時の強い発汗感覚は,発汗量そのものより座面からの蒸発性に依存することが示唆された.本データは,今後の下衣衣服設計指針に寄与するものと考えられる.<BR> [文献]1)佐藤,小島,豊島,田村;着衣の快適性における下衣衣服気候の寄与に関する研究,日本家政学会大会研究発表要旨集,Vol.58(2006)

Journal

  • Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics

    Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 61(0), 296-296, 2009

    The Japan Society of Home Economics

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