染色廃液の浄化法に関する検討 The study on purification method of dyeing wastewater

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Abstract

【目的】 被服領域では染色実験や実習が行われているが、実習後の染色廃液は未処理のまま下水処理場に放流されているケースが多い。今日、環境を配慮した教育の重要性が様々な場面で叫ばれているが、染色実習においても染色廃液処理までを取り上げ、水質汚濁問題を意識させることは必要なことである。そこで、本実験では染色廃液の脱色浄化法として、酸化チタン光触媒および活性炭を使用した場合の効果について比較検討した。 【方法】 染料:直接染料および酸性染料を数種、助剤:硫酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・酢酸。酸化チタン光触媒実験:基本条件として、染料水溶液100mlにアナターゼ型酸化チタン0.2gを添加し、スタラーにより染料液を30分撹はんしながら紫外線(ブラックライト)を照射する。照射前後の染料液はメンブランフィルターでろ過した後、各染料の極大吸収波長(λmax)で吸光度を測定し染料除去率を求めた。活性炭による吸着実験:粉末状および繊維状活性炭を用いた。染料水溶液に活性炭を入れ、一定時間撹はんした後、残浴中の染料濃度から染料除去率を算出した。【結果】 酸化チタンによる染料除去率は、酸化チタン添加量が多いほど紫外線照射時間が長いほど増加した。直接染料/塩類添加系において酸化チタンとの顕著な共沈現象が認められた。酸性染料/酢酸添加系においても、染料液のpH低下に伴い共沈現象が促進された。したがって、染料除去率は、酸化チタンによる光分解効果と共沈効果の総和として評価された。また、同一染料除去率を得るための、活性炭および酸化チタン使用による処理条件を対比した。

Journal

  • Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics

    Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 57(0), 107-107, 2005

    The Japan Society of Home Economics

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