高齢者の夏期における至適温度範囲に関する実験的研究 The experimental study on the optimum temperature for elderly in summer

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[目的]夏期の室内環境において高齢者の至適温度範囲を検討するために、既報1)では被験者自身による自由選択気温実験により検討した。本研究では設定された気温下における生理的・心理的影響を測定し、高齢者のための至適温度範囲を明らかにすることを目的とする。[方法]人工気候室にて不感気流、相対湿度50_%_の下、前室気温27℃又は29℃にて30分間滞在後、実験室内温度条件23℃、25℃、31℃、33℃の環境下に60分間椅座安静状態で暴露した。生理反応として皮膚温(9点)、心拍数、血圧、体重減少量を測定、心理反応としては温冷感、快適感、満足感等の申告を受けた。着衣量は0.4cloとし、被験者として既報1)2)にて用いた被験者と同様の19名の健康な高齢女性(平均70.7±3.3歳)を採用した。[結果・考察]気温と温冷感の関係において有意な相関関係が認められ、27℃近傍で熱的中立申告「0:どちらともいえない」が得られた。また、気温と快適感申告の関係においては気温26℃付近で最も高い快適申告率が得られた。これらよりやや涼しい側の温冷感申告において快適性が得られやすいと考えられる。被験者19名のうち既報1)においてより低い気温を好んだ高齢者6名は、気温23℃と33℃との10℃の設定気温差で平均皮膚温が約3℃程度異なるにもかかわらず、温冷感や快適感申告にあまり差がみられなかった。 1)衣笠奈々恵,久保博子,佐々尚美,磯田憲生;高齢者の選択気温下における生理・心理反応 2004.8 日本家政学会第56回大会 2)衣笠奈々恵,久保博子,佐々尚美,磯田憲生;高齢者の選択室温下における生理・心理反応_---_その2.季節差に関する検討_---_ 2004.11 第26回日本家政学会関西支部発表会

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  • Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics

    Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 57(0), 232-232, 2005

    The Japan Society of Home Economics

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