Performance and durability of woven fabrics including recycled polyester fibers

DOI

Bibliographic Information

Other Title
  • 再生ポリエステルを含む布の初期性能と洗濯耐久性

Abstract

目的 1995年に容器包装リサイクル法が制定されたことに伴い、1997年から使用済みペットボトルを回収・再利用することが義務づけられた。2001年度では、再商品化製品の50%以上をシャツやカーペットといった繊維製品が占めている。本研究では、ペットボトルを再生してつくられたポリエステルを含む布の力学特性、表面特性、熱・水分・空気移動特性を計測し、それらの特性値から風合い値を算出して、再生ポリエステルの初期性能を考察した。また、繰り返し洗濯による布の耐久性を調べた。<br>方法 組成・構造の異なる再生ポリエステルを含む衣料用布地48点(綿混紡布18点、ポリエステル100%布8点、羊毛混紡布22点)を収集した。初期性能として、KES-Fシステムを用いて力学特性・表面特性・構造特性を測定し、サーモラボ_II_および通気度試験機を用いて熱・水分・空気移動特性を測定した。また紳士春夏用スーツ地の風合い予測式1)に特性値を代入して、基本風合い値および総合風合い値THVを算出した。さらに、試料の中から組成を考慮して8点を選び、繰り返し洗濯後の布の耐久性能を評価した。<br>結果 初期性能としては、再生ポリエステル繊維の混率が多いほど、KOSHIHARIは大きく、FUKURAMIは小さくなる傾向が認められた。また、繰り返し洗濯により曲げ剛性・せん断剛性の低下がみられたが、一般の布地にみられるようなヒステレシスの増加やレジリエンスの減少といった粘弾性挙動の低下は小さいことが明らかになった。<br>文献1)川端季雄;“風合い評価の標準化と解析 第2版”,日本繊維機械学会(1980)<br>

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680535118720
  • NII Article ID
    130006956820
  • DOI
    10.11428/kasei.56.0.56.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

Report a problem

Back to top