女子大学生に好まれるコーヒーの開発

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タイトル別名
  • Development of favorite coffee in female university students

抄録

目的 女子大生のコーヒーの嗜好について調査し、好まれるコーヒーを検討した。 <br> 方法 兵庫県内の一大学の女子学生を対象とし、コーヒーを飲む頻度や嗜好に関する質問紙調査と、2回の官能評価を実施した。1回目は、普段コーヒーを飲まない24名に円卓法で検討した。試料は、Ｈ：数種のブレンド・焙煎標準、Ｊ：ミャンマー産をブレンドに追加・焙煎軽め、Ｐ：オリジンごとに分けて焙煎、の3種とし、ブラックとミルクや砂糖を入れて評価した。2回目は64名に、1回目の結果をもとに改良したものと、エチオピア産のシングルオリジンをブラックで味わい、2点嗜好試験法で比較した。 <br> 結果 ドリップコーヒーを飲む者は23%と少なく、カフェラテなど甘めのコーヒーを飲む者が70%と多かった。官能評価1回目の結果、Ｈは、香ばしくて美味しく飲みやすいが酸味がある、Ｊは、ブラックでも飲みやすくミルクと砂糖を入れると一番美味しい、Ｐは、酸味が強く美味しさは他より劣る、との評価が得られた。そこで、評価の高いＪの焙煎度を上げてコクを出し、ミャンマー産の豆をインドネシア産マンデリンＧ－1にかえて改良した。2回目の結果、酸味、総合評価ともにＪの改良が好まれた（各ｐ＜0.01）。Ｊの改良を飲んだ後は、コーヒーの好みの程度が上昇した（ｐ＜0.01）。したがって、穏やかな酸味とバランスのとれた味わいのブレンドコーヒーは、ブラックでも女子大生に好まれることが示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680536868864
  • NII論文ID
    130006958125
  • DOI
    10.11428/kasei.69.0_143
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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