熟年コレクティブハウスにおける住運営と生活実態:コレクティブハウス「フェルドクネッペン」の23年目の調査から  [in Japanese] Living management and living conditions of collective housing of a middle-age:From survey in the 23rd year of the collective housing "Faedknaeppen"  [in Japanese]

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<b>目的</b> フェルドクネッペン(以下FK)はストックホルムに1993年に完成した都市型の公共コレクティブハウスで、「40歳以上で学童期の子どもがいないこと」が入居条件となっている。入居から23年が経過したFKでの住運営や生活実態を明らかにし、過去に実施した調査(1994、1997、2007)結果との比較から分析する。<b>方法</b> 入居者56名を対象に、2016年8月~11月に郵送によるアンケート調査(回答者24人、42.9%)と、聞き取り調査を実施した。調査項目は属性、コレクティブ活動、将来の暮らしなどである。<b>結果</b> 65歳以上の居住者の割合は67%(2015年総会資料)で2007年の調査結果(63%)と大きな変化はない。しかし、アンケート回答者は全員が60歳以上であった。創立メンバーは20名で高齢化に伴い減少している。回答者の健康状態はほぼ全員良好で元気な高齢者である。回答者の7割が退職し在宅時間や自由裁量時間が増加し、以前よりコレクティブ活動への積極的な参加がみられた。また新たにティータイムが設定されるなど共用空間の利用が増えていた。一方、コモンミールの食事は満足度が高いが「食欲がない日がある」などの理由から「ほぼ毎回の利用」がやや減少していた。掃除当番についても1割程度であるが負担に感じる人が増えていた。またほぼ全員が終の棲家として考えていた。近年入居した現役世代の若い層とのコミュニケーションを図る運営体制づくり、身体状態の変化への対応が今後の課題である。<br>

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  • Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics

    Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 69(0), 238, 2017

    The Japan Society of Home Economics

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