適応的四面体格子に基づく並列領域分割アルゴリズム

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タイトル別名
  • Parallel Volume Segmentation with Adaptive Grids

抄録

ボリュームデータに関する知識および領域の個数や位置に関する初期推定を必要としないボリュームデータの汎用的な並列領域分割アルゴリズムを提案する.本アルゴリズムは,特徴が一様な小四面体領域の集合にボリュームデータを分割し,その階層構造表現を生成する並列生成アルゴリズムに基づいており,ボリューム特徴の不連続性を再帰的に二分探索する過程に基づいて,階層的に二分離二統合処理を行なう.本論文では,領域をボリュームの特徴量が滑らかに変化する空間的広がりと定義し,ボリュームの滑らかさを表わす局所微分特徴を用いて領域の一様性を評価することにより,処理の開始点や順序依存性問題を解決している.また,局所特徴の連続性を保証するために必要な最小のオーバーラップ空間のみの共有により,ブロック間の整合性を保証し,かつ,局所特徴の不連続性に整合した領域境界面を抽出することが可能である.人工のボリュームデータおよびCTスキャンデータを用いた実験結果から本アルゴリズムの汎用性と有効性を確認した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205608805760
  • NII論文ID
    130006966426
  • DOI
    10.11371/aiieej.32vc.0.237.0
  • ISSN
    24364398
    24364371
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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