重回帰四角形推定による水彩絵の具の色分解法の基礎検討

• 寺井 友一

  早稲田大学大学院情報生産システム研究科

• 水野 慎士

  豊橋技術科学大学情報処理センター

• 岡田 稔

  早稲田大学大学院情報生産システム研究科

書誌事項

タイトル別名

• A Fundamental Study on Color Decomposition Method for Watercolors by Multiple Tetragonal Regression Estimation

抄録

本稿では水彩絵の具の複数色重ね塗り画像を各単一色塗り画像に分離する手法を提案する．多版多色刷木版画である浮世絵は複数の版木を重ねて刷ることで水彩絵の具による混色表現がなされる．筆者らはその混色を考慮して色合成する粒子密度モデルを提案しており，それを合成色から各基本色要素に分解する逆問題解析に利用する．本稿で提案する手法の目的は色分解によって正確な版木推定を行うことである．本研究の第一段階として2色の絵の具の重ね塗りを取り上げ，実画像の色分解実験により有効性を検討する．

収録刊行物

• 画像電子学会年次大会予稿集

  画像電子学会年次大会予稿集 32vc (0), 179-180, 2004

  一般社団法人 画像電子学会

キーワード

• 浮世絵
• 仮想木版画
• 色分解
• 水彩絵の具の粒子密度モデル
• L*u*v*色空間
• 重回帰
• デジタルアーカイブ
• 多版多色刷木版画

詳細情報

• CRID: 1390001205608855808
• NII論文ID: 130006966450
• DOI: 10.11371/aiieej.32vc.0.179.0
• ISSN: 24364398
• ISSN: 24364371
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可