適応的四面体グリッドのリアルタイムレイキャスティング

• 高間 康文

  立命館大学　理工学研究科

• 鶴澤 義章

  立命館大学　理工学研究科

• 木村 彰徳

  科学技術振興機構

• 田中 弘美

  立命館大学　理工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Real-Time Ray-Casting of Tetrahedral Adaptive Grid

抄録

ボリュームデータを用いた 3 次元物体の可視化技術の一つとして，ボリュームレイキャスティングが知られている．この手法は，表示スクリーン上の各ピクセルから発生する光線に沿って，一定間隔のリサンプリング点で三重線形補間により算出された不透明度を用いて，ボリュームデータを可視化するものである．しかし，CTやMRなどで撮影された断層画像列から再構成される医用ボリュームデータは，膨大であり，効率的な処理を行うことができない．そこで我々は，入力ボリュームデータの局所特徴量の変化に基づき，ボリューム空間を再帰的に四面体二分割し，階層的な適応的四面体グリッドをクラックが発生することなく，並列に生成できるアルゴリズムを提案した．本論文では，クラックが発生しないことが保証されたこの適応的四面体グリッドを用い，レイに沿って隣接している四面体を，高速かつ少ないメモリ使用量で効率的にレイキャスティングする方法について提案する．

収録刊行物

• 画像電子学会年次大会予稿集

  画像電子学会年次大会予稿集 33vc (0), 143-148, 2005

  一般社団法人 画像電子学会

キーワード

• レイキャスティング
• リアルタイム処理
• 階層的ボリュームモデル
• 適応的四面体グリッド
• ボリュームレンダリング

詳細情報

• CRID: 1390001205609198720
• NII論文ID: 130006966486
• DOI: 10.11371/aiieej.33vc.0.143.0
• ISSN: 24364398
• ISSN: 24364371
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可