白色LED用の新規なアルミノケイ酸塩蛍光体の合成

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タイトル別名
  • Synthesis of novel alminosilicate phosphor for a white LED

抄録

アルカリ金属であるCsは、価格が高価であること、希土類イオンとは価数が違うことから、蛍光体母体としてはあまり注目されていない。そこで、本研究ではCsAlSi2O6という構造に着目しCsサイトにEuを付活し、その合成と蛍光特性の評価を行なった。CsAlSi2O6は、ゼオライト類似構造を有しておりCsイオンがAlO4とSiO4の四面体が形成したネットワーク中に存在している。そのため、CsとEuでは価数が違うにも関わらず、単一相での合成に成功した。また、Eu(Cs)サイトは歪んだ12配位をとることから、結晶場の影響を受け、近紫外励起でブロードな青白色発光を示した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205614719232
  • NII論文ID
    130006971071
  • DOI
    10.14853/pcersj.2008f.0.304.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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