気相成長炭素繊維によるマイクロセルラーセラミックスの複合機能化

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タイトル別名
  • Composite and functionalization of microcellular ceramics by using vapor grown carbon fiber

抄録

前駆体高分子セラミックの軽量同時高強度化には、焼成体のマイクロセルラー化が有効であった。本研究では、機能性のハイブリッド化のため、多層カーボンナノチューブの一種である気相成長炭素繊維(VGCF)を均質分散させた。焼成は、ポリメチルシリコン樹脂にポリメチルメタクリレート(PMMA)のマイクロビーズとVGCFを溶融混合によって均質分散させ、シリコン樹脂の架橋直後のPMMAの除去後に約1000℃で行った。焼成体はマイクロセルラーを持ち、なお、VGCFが均質分散した酸炭化ケイ素セラミックスであった。焼成体の曲げ強度は50wt%のPMMA添加で最大となり、電気抵抗は5vol%以上のVGCF添加で数オームcmの値を持った。

収録刊行物

詳細情報

  • CRID
    1390001205616660864
  • NII論文ID
    130006974235
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005f.0.189.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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