野生動物の有害駆除に関する住民意識の空間分布

書誌事項

タイトル別名
  • Spatial Distribution of People's Attitudes toward Wildlife Management :
  • Case Study of Nagahama City, Shiga Prefecture
  • -滋賀県長浜市における野生鳥獣被害対策を事例に

抄録

近年,人間と野生動物の間の軋轢から生じる問題への国民的関心が高まる中で,鳥獣害対策に関する合意形成の重要性が高まっている。本研究では,野生動物被害対策において,野生動物の生息域からの距離による住民意識の空間分布に注目し,生息域からの距離と住民意識の関係について考察を行った。その結果,野生動物に関する知識や駆除への意識は,野生動物の生息域からの距離という空間的要素に従った傾向を示し,これらの傾向は獣種によっても変化することがわかった。鳥獣害対策に関する合意形成を進めるための普及啓発にはメディアの果たす役割が重要であると考えられたが,必要とされる情報の種類は多岐にわたることも示唆された。

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被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205620618240
  • NII論文ID
    130006980312
  • DOI
    10.11492/ceispapers.ceis24.0.77.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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