淡路島民の自生植物および輸入園芸植物の利用意識に関する研究

DOI
  • 平田 富士男
    姫路工業大学 自然·環境科学研究所/兵庫県立淡路景観園芸学校

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Awaji Island Residents’ Awareness about Using Wild Plants and Brought Horticultural Plants in Gardening

抄録

ガーデニングの普及とともに淡路島のように自然に恵まれた地域でも、外国から輸入された園芸種が多用されるようになってきた。真に自然と共生する社会を実現していくためには、何でもいいから花や緑を植栽すればいいのではなく、その地域に自生する植物の有効利用を考える視点が重要である。そこで島民へのアンケートを通じて、自生植物等の利用に関する意識を調査したところ、園芸種の多用は、その植物の好き嫌いやコストの問題ではなく、むしろ増殖しやすいかどうか、が大きな理由であることがわかった。また、自生植物に関する認識も高く、特に、ユリ、スイセンの利用に対する意識が高いことがわかった。これらの自生種は今後園芸利用の対象として有望だが、住民が容易に育成、増殖できるような技術開発が重要であることも把握された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205622227328
  • NII論文ID
    130006982345
  • DOI
    10.11492/ceispapers.ceis16.0.35.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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