処理規模の異なるガス化溶融炉のLCA評価

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わが国では,一般廃棄物の78.1%(重量比)を焼却し,焼却残灰は埋め立て処分を行っている.しかし,最終処分場残余容量は年々減少しており,これ以上の処分場逼迫を防ぐことが急務であり,近年,最終処分量の削減が可能な処理方式としてガス化溶融炉が注目されている.ガス化溶融炉とは,廃棄物をガスと固定炭素を含んだ無機物に熱分解し,それらの焼却熱を利用して無機物を溶融しスラグ化を図る焼却方式であり,利点としては,ストーカ炉による焼却よりも焼却灰発生量を削減でき,かつ発生したスラグは路盤材等にリサイクルが可能であるといった点がある. 本研究では,ガス化溶融炉を導入している複数の施設にヒアリングを行い,各施設の建設時・運用時の環境負荷(CO2排出量)を定量し,処理規模の違いによるCO2排出量の差異およびガス化溶融に伴うCO2排出量の構成割合を明らかにした.

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  • CRID
    1390001205666110848
  • NII Article ID
    130007005581
  • DOI
    10.14912/jswmepac.17.0.87.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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