歩行環境の危険度レベルの一考察
抄録
少子高齢社会では、円滑な移動支援が重要な課題になっている。高齢者や障がい者などが、屋外や街に出て運動することは、自立生活を送り社会に貢献するため、また、健康を改善・維持するために、非常に重要である。誰もが、安全に円滑な移動ができるためには、街などの安全な移動環境が重要である。 円滑な移動に大きな影響を与える環境には、道路環境、地理環境、障害物、建物環境、動体環境、自然環境などがある。その構成要素と構成要素の特性には、静的および動的な性質があり、複雑に関係している。また、各要素は、個々に危険度レベルを有するとともに、それらの組合せや連続により新たに発生する危険がある。この危険度は、個々の要素よりも大きくなる可能性がある。 本稿では、個々の環境要素と複数の環境要素の構成について分析して、その分類や危険度レベルについて検討する。 また、注意を要する環境の表現方法を議論する。
収録刊行物
-
- 日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
-
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集 7 (0), 72-72, 2006
日本ロービジョン学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680643451392
-
- NII論文ID
- 130007005813
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可