「牛久自然観察の森」を事例とした里山林の管理・利用における共通性と差異 Compatibility of SATOYAMA Forest Management and Recreational Use at Ushiku Nature Sanctuary

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抄録

<p>里山林の持続的な管理・利用を実現するために,近年は公的な管理によってレクリエーション利用の場として活用する事例がみられる。そこで,本研究では茨城県牛久市の「牛久自然観察の森」における事例を分析し,その課題を検証した。事例地における管理・利用はレクリエーション利用と生態系保護に分けられ,レクリエーション利用は,1)復元された里山林における空間の利用,2)水辺やトレイルなど特定環境における利用を目的とした区域に分けられた。これらの区域の維持管理として,下刈りや落葉かきなど共通する内容の作業がなされたが,1)は事例地の1/3の面積(約7ha)で定期的に,2)では必要に応じた箇所で不定期になされた。結果,1)への人的資源投入の集中が見られた。一方で,開園から26年を経て樹木の大径木化が進み,1)における里山林を維持するには大規模な伐採が必要とされている現状が確認された。そのための人的,金銭的コストの捻出が運営上の課題となっている。里山林管理では,作業内容で共通性が見られたが,里山に手を入れる目的とそれによって創出される景観では大きな差異があることが示された。</p>

<p>[in Japanese]</p>

収録刊行物

  • 日本森林学会大会発表データベース

    日本森林学会大会発表データベース 128(0), 776, 2017

    日本森林学会

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