菌根菌を感染させたコナラ苗のセシウム吸収に及ぼすカリウム添加と土壌の影響  [in Japanese] Influence of K addition and soil type on the accumulation of Cs into ectomycorrhizal seedlings of <i>Quercus serrata</i>  [in Japanese]

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Abstract

<p>菌根菌を感染させたコナラ苗のセシウム吸収に及ぼす土壌やカリウム添加の影響を調べるため、火山灰土壌または花崗岩土壌を入れたポットにて、菌根菌ツチグリを接種したコナラ実生苗を育てた。カリウム添加の影響は肥料のホーグランド氏液からカリウムを除くことで評価した。菌を接種した1箇月後にポット当り85 µMの塩化セシウム水溶液を50 ml添加した。その1、11、13箇月後の計3回、処理毎に6~8本のコナラ苗を掘り取り、根の菌根形成を観察し、樹体の成長量(乾重)とセシウム量を測定した。植物体全体の成長量(乾重)は、火山灰土壌で育てた場合、花崗岩土壌で育てた場合に比べて有意に大きかった。これは火山灰土壌の場合、根系の発達が花崗岩土壌に比べて大きかったためと考えられた。地上部乾重は、花崗岩土壌で育てた方が増加した。花崗岩土壌で育てた場合の樹体のセシウム含量は、火山灰土壌で育てた場合と比較して39~88%低かった。カリウム添加により、セシウム含量は30~65%減少した。菌根菌接種によるコナラ苗のセシウム含量への影響は認められなかった。これは、菌根菌の感染率が低かったことも考えられ、菌根菌の種類や接種方法を検討する必要があった。</p>

<p>[in Japanese]</p>

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 128(0), 450, 2017

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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