東シベリアカラマツ林における群落上下の乱流特性比較

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タイトル別名
  • Turbulence in and above larch forest canopies in eastern Siberia

抄録

<p>森林群落内外の風環境は、樹木への物理的ストレスをもたらす一方で、物質輸送にも影響を及ぼす。群落構造は風環境の形成要因のひとつであり、様々な森林群落での研究が必要である。そこで本研究では、他地域の森林と比較して樹冠密度の小さい東シベリアカラマツ林を対象として、風環境への樹冠の影響を明らかにするため、林外と林内の風速、摩擦速度、空気力学的コンダクタンス、および林外から林内への摩擦速度減衰率に着目してそれらの時間変動の要因を調べた。本カラマツ林の摩擦速度減衰率は他地域の森林より減衰率は低く、LAIの小さいことを反映している。同程度のLAIの森林と比較すると、不安定時には減衰率は小さく、安定時には減衰率は大きいという結果が得られた。摩擦速度と風速の変動要因として、安定度・年月・風速を検討した。空気力学的コンダクタンスの時間変化については、林冠の季節変化と年変化を考えると、林外と林内で異なる時間変化がみられた。</p>

収録刊行物

詳細情報

  • CRID
    1390001205710705024
  • NII論文ID
    130007021768
  • DOI
    10.11519/jfsc.128.0_414
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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