Mapping of Elemental Distribution in Arsenic Hyperaccumulator by Submilli PIXE Camera

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  • サブミリPIXEカメラによる砒素高集積植物中の元素マッピング

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モエジマシダは高濃度の砒素を体内に集積する植物として知られており、ファイトレメディエーション(植物が持つ生理的作用を利用して汚染物質を除去する技術)への利用が検討されている。しかし、その集積過程や植物体内での分布については不明な点が多く詳細な検討が必要であるが、有効な分析方法が確立されていない。ここでは、サブミリPIXEカメラを用いて、モエジマシダ中の金属元素を非破壊的にマッピングする方法を検討した。2種類の砒素汚染土壌を用いて栽培したモエジマシダについて、各成長段階の葉を採取し、PIXE分析により、葉中の砒素、カリウム、カルシウムの分布を調べた。葉の成熟するまでこれらの元素はほぼ一様に分布すること、高濃度汚染土壌で栽培した場合、成長後期になると葉縁部が褐色に変色するものが見られ、この部分には高濃度の砒素が存在することが観察された。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680694872960
  • NII Article ID
    130007027234
  • DOI
    10.11561/aesj.2005f.0.100.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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