7Li(d,na)4He核反応確率増大の再現実験

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タイトル別名
  • Experiments to Confirm 7Li(d,na)4He Reaction Rate Enhancement

抄録

液体Liへの重陽子ビーム照射によって7Li(d,na)4He反応の核反応率が1010-1015のオーダーで増大したという報告がウプサラ大学の池上らによってなされている.彼らはこの反応率増大因子としてArrhenius因子exp(-dG/kBT)を挙げている.既知の核反応断面積とArrhenius因子を考慮した核反応率は今回の実験条件においてRcexp(-dG/kBT)>1.73×10-8であった.本研究では7Li(d,na)4He核反応確率の増大を確認するために,液層のLiにD+ビームを照射する実験を行った.照射中,7Li(d,na)4He反応による核反応生成a粒子は,検出角90°に設置した検出立体角1mSrのSSBD並びに固体飛跡検出器(CR-39)で計測し,中性子は検出角0°に設置された中性子レムカウンタで監視した.今回の実験中7Li(d,na)4He核反応確率はRm<7.67×10-11であった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205718326016
  • NII論文ID
    130007027452
  • DOI
    10.11561/aesj.2004s.0.680.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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