e-ラーニングソフトウェア『技術倫理討論会』におけるディスカッション促進システムの構築

• 松江 寿記

  東大院工

• 大野 俊介

  東大院工

• 木村 浩

  東大院工

• 班目 春樹

  東大原総

書誌事項

タイトル別名

• The Development of System to Promote Discussion in the e-learning Software of Engineering Ethics

抄録

日本の技術倫理教育では、倫理を知識として獲得する事に重点を置く傾向がある。しかし、倫理問題を解決するには、型にはまった技術倫理の知識だけでは不十分といえる。そこで、我々のグループが開発しているe-ラーニングソフトウェア『技術倫理討論会』は、「ケーススタディ」と「ディスカッション」を中心に据えて設計・構築されている。具体的には、倫理的判断が難しい事例を「ケーススタディ」としてFLASHムービーを用いて表示した。加えて、ケーススタディ別に電子掲示板を用意し、ユーザーがケーススタディの解決方法に関する「ディスカッション」を行う場を提供した。ここで討論することにより、ユーザーは自分自身では思いつかなかったような対処法や他人の価値観を知り、独り善がりな考え方に陥る事を予防する。本ソフトウェアをWWW上で公開し、その結果を検討・考察し、より効果的な教育プログラムの開発を進めていく。

収録刊行物

• 日本原子力学会　年会・大会予稿集

  日本原子力学会　年会・大会予稿集 2005s (0), 11-11, 2005

  一般社団法人 日本原子力学会

キーワード

• 技術倫理
• e-ラーニング
• ディスカッション

詳細情報

• CRID: 1390001205718976000
• NII論文ID: 130007028329
• DOI: 10.11561/aesj.2005s.0.11.0
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可