重水減速材付<sup>252</sup>Cf線源を用いた中性子校正場の特性評価

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タイトル別名
  • Characteristics of a neutron calibration field with a D<sub>2</sub>O-moderated <sup>252</sup>Cf source

抄録

重水減速材付252Cf線源を用いた中性子校正場は、核燃料施設の実作業環境に漏洩する中性子線場に近いエネルギースペクトルを持つ校正場としてISO8529-1で推奨されている。本実験ではこの重水減速材付252Cf線源を用いた校正場を構築し、直接線のエネルギースペクトル、フルエンス率及び線量当量換算係数の測定評価を実施した。この校正場は線源として、重水を満たした直径30cmのステンレス球に1mm厚のCdカバーを被せ、その中心に252Cf線源を挿入したものを使用する。エネルギースペクトル及びフルエンス率の測定には、検出部に球形BF3比例計数管を用いた多減速材付スペクトロメータを使用した。測定の結果、スペクトルの形状はISOの標準スペクトルとよく一致し、直接線のフルエンス率及び線量当量換算係数はそれぞれISO8529-1及び-3の推奨値と±5%以内で一致することがわかった。このことから本校正場はISOに準じた校正場として使用できることが確認できた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205720000512
  • NII論文ID
    130007029686
  • DOI
    10.11561/aesj.2005s.0.668.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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