ヒト微生物叢が産生するGPCRのアゴニスト

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細菌が低分子を利用して周辺環境と相互作用をするのと同様に,ヒト微生物叢の代謝産物が宿主であるヒトと相互作用をする可能性は十分に考えられるが,そのエフェクター分子は不明であった.Cohenらは,エフェクター分子の探索を目的に,機能ベースのメタゲノム解析を用いてN-(3-ヒドロキシパルミトイル)グリシン(commendamide)(1)を見いだし,バイオインフォマティクスと合成生物学を組み合わせることで,複数のN-アシルアミドを同定した.そこで本稿では,これらCohenらの研究を紹介したい.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Cohen L. J. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 112, E4825-E4834(2015).<br>2) Cohen L. J. et al., Nature, 549, 48-53(2017).

Journal

  • Farumashia

    Farumashia 54 (6), 579-579, 2018

    The Pharmaceutical Society of Japan

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