黒ボク土の再考—最新の知見と今後の展望—  [in Japanese] New findings and future prospects of the research on Kuroboku-do (volcanic ash soil)  [in Japanese]

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Abstract

このような情勢の中,国際的な土壌科学・環境科学の進展に再び貢献するために,これまで研究蓄積の豊富な黒ボク土の有機物や鉱物の物理化学性に加えて,年代測定技術を用いて得られてきた累積的に進行する黒ボク土の生成過程や,ゲノム科学や同位体のような新しい研究手法から得られつつある新知見までを整理・共有し,今後の研究課題を考える機会をもつことが重要だと考えた。数十年前に日本で行われた火山灰土壌に関する重要な研究の多くは日本語で論述されていることもあって,国際誌に引用されておらず,世界に発信されないまま埋もれてしまう可能性もある。そこで,本シンポジウムでは,(1)土壌生成,(2)土壌鉱物,(3)有機物・無機物の相互作用,(4)微生物生態学,(5)土壌生化学の各視点からこれまで明らかとなっている黒ボク土の実態について過去から最新の知見を整理・共有し,各部門,または部門間の境界領域に埋もれている明らかにすべき課題の発見(黒ボク土の再考)を目的とした。そして,黒ボク土の農業利用,物質循環における黒ボク土の機能について,近年の国際的な研究動向や地球規模の環境問題に対応した研究課題の展望を試みた。

Journal

  • Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition

    Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition 89(1), 56-61, 2018

    Japanese Society of Soil Science and Plant Nutrition

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130007384927
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00195767
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • ISSN
    0029-0610
  • NDL Article ID
    028845107
  • NDL Call No.
    Z18-331
  • Data Source
    NDL  J-STAGE  JASI 
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