理科中等教育における解剖実験の課題と意義
書誌事項
- タイトル別名
-
- Problems and Meanings about Anatomical Experiments in Science Class of the Secondary Education
抄録
<p>平成20 年小学校学習指導要領解説(文部科学省,2008a)に扱いがあるにもかかわらず,解剖の授業実践は小学校では減少していることが報告されている。一方,中学校では,学習指導要領に「消化吸収の仕組みについて観察・実験を行う」ことが記載された。このため,各社の教科書に新たにイカやニワトリの手羽先の解剖が取り上げられた。また,高等学校では同様に,腎臓の解剖が教科書に掲載されている。理科の体系性を考慮すると,中学校の解剖実験には「魚の解剖」が適切であること,その実施のためには,実験動物に対する生命倫理に関して近年の展開を考慮する必要があること,及び「魚の解剖」が効果的な実践であることを本発表で報告する。<tt> </tt></p>
収録刊行物
-
- 日本科学教育学会研究会研究報告
-
日本科学教育学会研究会研究報告 32 (5), 189-194, 2017-12-16
一般社団法人 日本科学教育学会
- Tweet
詳細情報
-
- CRID
- 1390845712970980224
-
- NII論文ID
- 130007387631
-
- ISSN
- 18824684
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可