糖尿病患者の歩行を守る

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  • Preservation of independent walking in diabetic patients

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抄録

糖尿病性足潰瘍の治療の目的は, 「歩行」を守ることであり, 血流改善や創傷治癒はそのための手段に過ぎない. 血流が改善しても創傷が治癒しない, 創傷が治癒しても歩行できないならば, 医療介入者は糖尿病患者の思いに応じたことにはならない. 糖尿病患者の歩行を守ることこそが最大の使命であるが, その診断学, 治療学, 加えて歩行メカニズムの解明は, 本邦ではいまだ道半ば(half way)である. 神戸分類は, 足病医不在のアジアにおける足病学への導入ツールである. そして, 患者の自力歩行を維持させるために, 今後早期にリハビリテーションが介入するシステムを構築させなければならない.

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参考文献 (1)*注記

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