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- 寺師 浩人
- 神戸大学大学院医学研究科形成外科学
書誌事項
- タイトル別名
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- Preservation of independent walking in diabetic patients
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抄録
糖尿病性足潰瘍の治療の目的は, 「歩行」を守ることであり, 血流改善や創傷治癒はそのための手段に過ぎない. 血流が改善しても創傷が治癒しない, 創傷が治癒しても歩行できないならば, 医療介入者は糖尿病患者の思いに応じたことにはならない. 糖尿病患者の歩行を守ることこそが最大の使命であるが, その診断学, 治療学, 加えて歩行メカニズムの解明は, 本邦ではいまだ道半ば(half way)である. 神戸分類は, 足病医不在のアジアにおける足病学への導入ツールである. そして, 患者の自力歩行を維持させるために, 今後早期にリハビリテーションが介入するシステムを構築させなければならない.
収録刊行物
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- 日本下肢救済・足病学会誌
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日本下肢救済・足病学会誌 10 (1), 16-21, 2018
日本下肢救済・足病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712968222464
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- NII論文ID
- 130007397783
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- ISSN
- 21871957
- 1883857X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可