後背地推定のための花崗岩体の識別方法の検討 -中部地方の領家花崗岩と山陽帯花崗岩を例として-

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タイトル別名
  • Examination of the discernment technique of the granitoids for hinterland analysis – An example for Ryoke and Sanyo granites at Chubu district, central Japan -

抄録

木曽山地や美濃・三河高原を含む木曽川・土岐川流域の古地形復元における後背地解析においては,これらの山地を構成する基盤地質が類似した岩相を示すことから,後背地の山地を構成する基盤岩を識別するための記載岩石学的特徴や地球化学的特徴も考慮しつつ後背地解析を行う必要がある。本研究では,基盤地質が類似した岩相における後背地解析手法を開発するため,数種類の花崗岩が分布する土岐川流域に着目し,土岐川上流域に分布する伊奈川花崗岩(領家花崗岩),苗木・上松花崗岩(山陽帯花崗岩) を対象として記載岩石学的,地球化学的特徴をもとにした岩体の識別を試みるとともに,当該地域の堆積物中の花崗岩礫を対象に岩体の同定を試みた。その結果,構成鉱物の違いや黒雲母の化学組成により,当該地域で岩体の識別が可能であることが示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845712969332480
  • NII論文ID
    130007398663
  • DOI
    10.14824/jakoka.2013.0_176
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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