研究者の潜在的要求を引き出す制作者の対話スキル

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タイトル別名
  • Study of Creators' Dialogue Skills who is Reveal the Potential Request of Researchers
  • 物理教育研究者との映像制作プロセスを事例に
  • Case study of video production process with researchers of physics education

抄録

筆者らは,これまでの制作実践と研究活動から,学術的な内容の視覚化(アカデミック・ビジュアリゼーション)を制作者と研究者の共同制作として実施することが望ましいと考えている.多くのアカデミック・ビジュアリゼーションのデザインプロセスでは,初期の工程において制作物の仕様が決定しておらず,制作者は研究者との対話によって,要求仕様を明らかにし,制作物の完成度や満足度を向上させている.このため,制作者には,研究者(ユーザー)の潜在的な要求を対話的に明らかにすることができるファシリテーションスキルが必要である.本発表では,研究者と制作者の対話内容を当事者視点で分析省察することで,制作者は,自身が必要な研究者に潜在する要求仕様を理解するために,研究者に要求仕様の言語化を直接的に促すだけでなく,間接的な発言により研究者を観察し,必要な情報をインプットする意識が働くと考えられる.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763015964800
  • NII論文ID
    130007399323
  • DOI
    10.11247/jssd.65.0_550
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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