明治・大正期における官庁街の立地特性と都市デザイン手法の解読

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Spatial Characteristics and Urban Design of Civic Center formed in the Meiji and Taisho Era
  • 道県庁所在都市39を対象として
  • Case Study of 39 Prefectural Capital Cities

抄録

本研究は、39道県庁所在都市を対象として、明治・大正期における官庁街の立地特性及び都市デザイン手法を明らかにするものである。明らかとなったのは、1)近世城下町都市では城郭地区内に官庁街が形成され、それ以外の都市では主要街路沿い又は主要街路沿いに位置する商業地区の裏手に形成されること、2)城郭地区立地型・主要街路沿い立地型で主要街路を活用した4つの都市デザイン手法がみられたこと、3)主要街路から直交する引き込み街路を活用した4つの都市デザイン手法が商業地区裏手立地型で多くみられたこと、4)主要街路又は引き込み街路のアイキャッチに官公庁施設を置く都市デザイン手法は官庁街の立地特性や都市の成立起源に関わりなく、明治・大正期に広く用いられた都市デザイン手法だったこと、である。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 41.3 (0), 917-922, 2006-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

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