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- 坂本 史衣
- 学校法人聖路加国際大学聖路加国際病院QIセンター感染管理室
書誌事項
- タイトル別名
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- Making the Best Use of Surveillance Data to Keep the Plan-Do-Check-Act (PDCA) Cycle Turning
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抄録
<p>PDCAサイクルとは,継続的な品質改善のために行うPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4段階から構成されるプロセスである.PDCAサイクルは,これまでさまざまな医療現場において医療関連感染予防に活用されており,手指衛生のような科学的根拠に基づく感染対策の実施率を向上させることを通して,感染リスクの低減をもたらしている.PDCAサイクルにおけるサーベイランスの役割は,医療関連感染予防のために行われるプロセスとそのアウトカムを測定(Check)することである.サーベイランスデータの収集と迅速なフィードバックは,施設職員の間に改善に向けた競争意識を生み,推奨される医療関連感染対策の実践を改善する行動(Act)へとPDCAサイクルを回す.本総説では,PDCAサイクルを回し続けるために欠かすことができない主要なプロセスおよびアウトカム指標の活用について述べる.</p>
収録刊行物
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- 日本環境感染学会誌
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日本環境感染学会誌 33 (1), 1-6, 2018-01-25
一般社団法人 日本環境感染学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238000381184
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- NII論文ID
- 130007418566
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- ISSN
- 18832407
- 1882532X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可