手ぬぐいで製作した人形浴衣の印象評価

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タイトル別名
  • Impression Evaluation of Doll Yukata Made with <i>Tenugui </i>Japanese Towels

抄録

目的:手ぬぐいで製作したペットボトルサイズの人形浴衣を提示し、どのような浴衣が好まれるのかを調査する。さらにSD法により人形浴衣18種類を印象評価してもらうことで、若者に好まれる浴衣の特徴を明らかにする。<br><br>方法:試料として手ぬぐいでペットボトルサイズの浴衣(人形浴衣)を製作した。色や柄が異なるよう、計18種サンプルを製作した。SD法を用いて形容語14対の項目について8段階で評定を求めた。分析は、好みの浴衣上位3着における男女の平均値の差の検定(t検定)、因子分析、クラスター分析を行った。また、視覚的にどのような印象を持ったのか、感想を自由記述で答えてもらった。分析にはテキストマイニングを用い、自由記述から単語を抽出してカテゴリ化し、カテゴリ間の関連性をカテゴリWeb図により可視化した。標本数は大学生女子245名、男子101名。<br><br>結果:最も出現回数が多かった単語から順に「かわいい156回(45.1%)」、「きれい43回(12.4%)」、「柄40回(11.6%)」、「色35回(10.1%)」であった。「かわいい」の多くは女子の回答であり、女子だけで133回(54.3%)であった。全体的にポジティブな意見が多く、浴衣を着たくなったという意見も多く見られた。男子と女子における、好みの浴衣上位3着の評定平均値、好みの浴衣4つのグループ別割合が明らかになった。さらに女子の好みの浴衣ポジショニングマップを可視化した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564237999642368
  • NII論文ID
    130007420553
  • DOI
    10.11428/kasei.70.0_56
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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