Reintroduction of Oriental White Storks and Citizens’ Research From the Perspective of Adaptive Process

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Other Title
  • コウノトリの野生復帰と市民調査
  • 順応的プロセスの視点から

Abstract

兵庫県但馬地方では、一度は野外で絶滅したコウノトリを飼育下で繁殖させ、生息環境の再生をすすめることにより、コウノトリの個体群を確立しようとする野生復帰が実施されている。2005年からコウノトリを野外に放し、現在では100個体以上が生息するにいたっている。野生復帰とはコウノトリを軸に多様な人びとが協働しながら自然とのかかわりと順応的につくりなおすプロセスである。豊岡市に拠点を置くNPOコウノトリ湿地ネットの活動の例から、野生復帰を順応的プロセスとして動かすために市民調査が果たす役割について考えてみた。市民調査とは何らかの当事者性をもった専門家ではない人びとが行う解決志向の調査活動であるが、その意義として第1に目線が多くなること、第2に市民目線の参加のルートができること、第3にデータが開放的であること、第4に順応的であること、第5に参加意識や当事者性が醸成されることを指摘した。

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