食物アレルゲン分析のネクストジェネレーション:LC-MSによる多重検出
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- 酒井 信夫
- 国立医薬品食品衛生研究所
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抄録
2013年度「学校生活における健康管理に関する調査」において,我が国の小中高生の食物アレルギーの罹患率は4.5%と発表された.9年前の同調査結果が2.6%であったことを踏まえると,食物アレルギーの罹患率は急激な増加の一途をたどっていることが容易に伺える.食物アレルギー患者は,原因アレルゲンを一切摂取しない除去食を続け,寛解を期待することを強いられる.それゆえに,食品に微量に含まれるアレルゲンタンパク質の高感度かつ特異的な検出法は必要不可欠である.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) 公益財団法人日本学校保健会, 平成25年度学校生活における健康管理に関する調査事業報告書, 2014. <br>2) Cunsolo V. et al., J. Mass Spectrom., 49, 768-784 (2014).<br>3) Monaci L. et al., J. Chromatogr. A, 1358, 136-144 (2014).
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 51 (5), 461-461, 2015
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288058683904
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- NII論文ID
- 130007448133
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可