関節リウマチに合併した中枢神経原発のメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の1例

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タイトル別名
  • Primary central nervous system methotrexate associated lymphoproliferative disorders in a patient with rheumatoid arthritis

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抄録

<p>症例は52歳女性.関節リウマチのためメトトレキサートを使用していた.左手脱力で受診しMRIで大脳の多発性病変が認められ,脳生検にてびまん性大細胞型B細胞リンパ腫が証明された.メトトレキサートの使用歴からメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(methotrexate associated lymphoproliferative disorders; MTX-LPD)と診断された.MTX-LPDはMTX休薬のみで改善することが特徴とされるが本例では改善はなく,化学療法の効果も限定的で死に至った.中枢神経のMTX-LPDは非常に稀であるが,免疫抑制剤使用中の合併症の一つとして認知しておく必要がある.</p>

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