脊椎術後疼痛症候群に対する脊髄刺激療法後の歩行改善

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  • Improvement of Gait Disturbance after Spinal Cord Stimulation for a Patient with Failed Back Surgery Syndrome : A Triaxial Accelerometer Study
  • ―歩行分析計を用いて客観的・定量的に解析した1例―

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抄録

<p> 脊髄刺激療法 (spinal cord stimulation : SCS) は慢性難治性疼痛に対し広く用いられている. 今回われわれは両側大腿屈側の筋痙縮を伴った難治性神経障害性疼痛の患者に対しSCSを行い, 刺激ONにて疼痛軽減とともに下肢の筋緊張が軽減し歩容が視覚的に改善した症例を経験した. 術前後において, 患者の腰部に歩行分析計を装着し, 10m歩行を各6回計測. Coefficient of variation, 歩行率, ステップ時間, 換算歩行, 速度, 歩幅, 歩行周期, 力強さの8項目について検討を行った. 刺激OFF時に比して刺激ON時には, これらの項目の明らかな改善が認められ, 歩行障害に対するSCSの有効性を客観的かつ定量的に解析し得た.</p>

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