日本における水族館飼育下の雄のカマイルカにみられた クジラ型パラコクシジオイデス症(paracoccidioidomycosis ceti)を疑う一例

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タイトル別名
  • A Suspected Case of Paracoccidioidomycosis Ceti in a Male Aquarium-maintained Pacific White-sided Dolphin(<i>Lagenorhynchus obliquidens</i>)in Japan
  • Case Report : A Suspected Case of Paracoccidioidomycosis Ceti in a Male Aquarium-maintained Pacific White-sided Dolphin (Lagenorhynchus obliquidens) in Japan

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抄録

<p> 水族館飼育下のカマイルカの体表にクジラ型パラコクシジオイデス症を疑う多発性の肉芽腫性結節患部を観察した。生検を実施して各種検査を行ったところ,渡銀染色下にて多極性出芽を示した球形の酵母様細胞を認めた以外は何らかの感染症を示唆する所見は得られなかったが,抗真菌剤を用いた治療により患部が緩解しているため,本症例の病態に何らかの真菌が関与している可能性が考えられた。</p>

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