小標本データをもとにベイズ型情報量基準を用いた津波建物被害率の推定

• 池野 正明

  （一財）電力中央研究所 環境科学研究所

書誌事項

タイトル別名

• BAYESIAN ESTIMATION OF TSUNAMI FRAGILITY CURVE OF BUILDING DAMAGE USING ABIC BY A FEW DATA SAMPLES
• ショウヒョウホン データ オ モト ニ ベイズガタ ジョウホウリョウ キジュン オ モチイタ ツナミ タテモノ ヒガイリツ ノ スイテイ

抄録

類似建物のフラジリティ曲線を事前分布とし，小標本データに基づく尤度から赤池のベイズ型情報量基準を最小化することにより，特定建物の被害率を階層ベイズ推定する手法を検討し，東北地方太平洋沖地震津波による建物被害に適用した．浸水域全域や全RC被害率の事前分布を用いて，データ数の少ない南相馬市やRC 3階以上の建物被害率をベイズ推定した結果，該当データの最小二乗法とよく一致する．一般RCの事前分布を用いて，最小二乗法が適用できないデータ数の少ない火力発電所事務建屋の被害率に適用した結果，尤度に用いる被害データ利用の順番に影響せずにベイズ推定できることがわかった．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｂ２（海岸工学）

  土木学会論文集Ｂ２（海岸工学） 74 (2), I_457-I_462, 2018

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• ABIC
• hierarchical Bayesian estimation
• tsunami fragility curve
• building damage

詳細情報

• CRID: 1390282763063206784
• NII論文ID: 40021713842
• NII論文ID: 130007504010
• DOI: 10.2208/kaigan.74.i_457
• ISSN: 18838944
• ISSN: 18842399
• NDL書誌ID: 029325184
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I029325184
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kaigan/74/2/74_I_457/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可