補聴器両耳装用により語音弁別能が著明改善した症例の検討

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  • Effect of Binaural Hearing Aids on the Improvement of the Maximum Discrimination Score
  • 症例報告 補聴器両耳装用により語音弁別能が著明改善した症例の検討
  • ショウレイ ホウコク ホチョウキ リョウミミ ソウヨウ ニ ヨリ ゴオン ベンベツノウ ガ チョメイ カイゼン シタ ショウレイ ノ ケントウ

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抄録

<p> 両耳聴の意義に対する認識が高まり, 補聴器も人工内耳も可能であれば両耳聴を目指す方向に向かっている. 今回, 装用前の語音弁別能は不良であったが, 両耳装用後に実用レベルに達した症例について検討した. 耳鳴を主訴とした両側水平性感音難聴の2症例で, 語音弁別能は初診時左右それぞれ30~55%であったが, 1年後には両耳装用下の音場検査にて各々80,95%という結果が得られた. これは周波数ごとに圧縮を変更しながら十分なファンクショナルゲインを確保したことと, 優れた両耳聴効果に起因するところが大きいと思われる. そして, 補聴器の調整を適正に行い十分な聴能訓練を行うことで, 補聴器の効果をより発揮できると考える.</p>

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