中学校理科における科学的探究能力に関する課題

• 仁藤 和弘

  金山町立金山中学校

• 今村 哲史

  山形大学

書誌事項

タイトル別名

• Issues on Scientific Inquiry in Lower Secondary School Science
• ―仮説設定を中心とした調査結果をもとに―
• Research on Forming a Hypothesis

抄録

本研究では，理科における中学生の科学的探究に関する実態を明らかにするために，意識調査を行った．その結果，生徒は問題を解決する過程の中で「予想や仮説を立てる」や「実験を行う」段階と比べて，「結果を見通して，実験方法を立案する」段階をそれほど重要視していないことが分かった．また，理科授業において予想や仮説を立てることを「意識したことがない」と回答した生徒が3分の1程度おり，科学的探究の過程を意識した授業づくりを行う上での課題であることが明らかになった．

収録刊行物

• 日本科学教育学会研究会研究報告

  日本科学教育学会研究会研究報告 33 (1), 109-114, 2018-12-01

  一般社団法人 日本科学教育学会

キーワード

• 中学校理科
• 科学的探究
• 仮説の設定
• 実験計画の立案
• 見通し

詳細情報

• CRID: 1390001288096339584
• NII論文ID: 130007521907
• DOI: 10.14935/jsser.33.1_109
• ISSN: 18824684
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可