オーニングによる暑熱緩和および紫外線遮蔽効果の実証的研究

• 渡邊 慎一

  大同大学 工学部 建築学科

書誌事項

タイトル別名

• Practical Study on Heat Stress Reduction and Ultraviolet Shading Effect by Awnings
• オーニング ニ ヨル ショネツ カンワ オヨビ シガイセン シャヘイ コウカ ノ ジッショウテキ ケンキュウ

抄録

本研究は，オーニングの暑熱緩和および紫外線遮蔽効果を明らかにすることを目的として，実空間のオーニング下およびオーニングを閉じた状態で熱および紫外線環境を実測した。実測は 2017 年8 月に埼玉県上尾市の幼稚園で実施した。実測データを用いて，温熱指標UTCI，暑さ指数WBGT，およびUV Index を算出し比較した。その結果，日射量1,000 W/m² の晴天において，オーニングを展開することでUTCI が4.9 ℃ 低下することを示した。また，WBGTが3.3 ℃低下し，熱中症の危険度カテゴリが1 段階低下することを明らかにした。さらに，オーニング下は，紫外線に対して防御が必要ない環境となることを示した。

収録刊行物

• 環境情報科学論文集

  環境情報科学論文集 ceis32 (0), 263-268, 2018

  一般社団法人 環境情報科学センター

キーワード

• オーニング
• 実測
• UTCI
• WBGT
• UV Index

詳細情報

• CRID: 1390282763075615232
• NII論文ID: 130007528208
• NII書誌ID: AN10544669
• ISSN: 03896633
• DOI: 10.11492/ceispapers.ceis32.0_263
• NDL書誌ID: 029403157
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I029403157
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可