書誌事項
- タイトル別名
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- バイアウト ファンド ニ ヨル バイシュウ ノ インパクト ニ カンスル ブンセキ
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抄録
<p>本研究の目的は,我が国においてバイアウト・ファンドが行なった買収案件を対象に,買収が対象企業ならびに対象企業の株主価値にもたらした影響について分析することである.本研究では,非公開化型(=LBO)と公開維持型という異なる投資形態を互いに比較することで,バイアウト・ファンドの投資判断ならびに買収の効果を実証的に把握することを目的とする.標準的なイベントスタディを行なったところ,買収のアナウンス時における累積超過リターン(CAR)は有意に正であり,非公開化型の超過リターンが公開維持型のCARを上回ることも観測された.またバイアウト・ファンドが非公開化型での買収を選択する場合,利子の節税効果と株価のアンダーバリューに着目していることが示唆された.CARの源泉についての分析では,正の超過リターンはアンダーバリューの解消,エイジェンシー・コストの削減によってもたらされるという実証結果を得た.</p>
収録刊行物
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- 現代ファイナンス
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現代ファイナンス 26 (0), 49-66, 2009-09-30
日本ファイナンス学会 MPTフォーラム
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238051847296
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- NII論文ID
- 130007528310
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- NII書誌ID
- AA11480424
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- ISSN
- 24334464
- 1369412X
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- HANDLE
- 10086/74213
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- NDL書誌ID
- 10452163
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可