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- 周 松嬰
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 芳野 未央子
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 前嶋 啓佑
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 小谷 博光
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- ウィディアストゥティ アニ
- ガジャ・マダ大学農学部
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- 八本 功
- 株式会社日本海水
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- 鵜沼 光岳
- 株式会社日本海水
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- 三須 英幸
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 江口 ゆみ
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 鴨田 春菜
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 篠原 麻希
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 渡邉 智文
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
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- 佐藤 達雄
- 茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Yield and Quality of Tomato (<i>Solanum lycopersicum</i> L.) Cultured in Bittern-Supplemented Hydroponic Solution
- Yield and Quality of Tomato (Solanum lycopersicum L.) Cultured in Bittern-Supplemented Hydroponic Solution
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抄録
トマト養液栽培において養液の電気伝導度(EC)を上昇させることにより,果実糖度の上昇を効率的に行うことができる.海水由来の苦汁と粗塩(NaCl)がEC上昇や果実収量ならびにトマトの品質改善に及ぼす効果を一段ならびに二段栽培で比較した.苦汁は製塩過程で生じる副産物であり利用が簡単で安価に入手することができる.特に苦汁は液体で流通されるため,溶解作業が必要な塩による高EC処理より便利である.春まき夏どり栽培と夏まき秋どり栽培が1回ずつ行われた.第1花房の最も大きい果実が直径4 cmに肥大したときに高EC処理(苦汁または粗塩)を開始した.2回の実験とも,苦汁処理の収量ならびに品質は粗塩処理と同等であった.養液への苦汁の添加後,養液のECは粗塩処理よりも速やかに上昇した.この原因は不明であるが,両者のイオン組成の違いに起因する可能性が考えられた.トマトの生育に対して特に差異は見受けられなかった.以上のことからトマト低段栽培における高糖度化を目的とした苦汁の添加は,実用的,効果的に利用しうると考えられた.
収録刊行物
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- 農作業研究
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農作業研究 53 (2), 73-79, 2018
日本農作業学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288101503744
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- NII論文ID
- 130007535786
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- NII書誌ID
- AN00386823
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- ISSN
- 18832261
- 03891763
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- NDL書誌ID
- 029125440
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可