当事者意識を促す中学生向け情報セキュリティ教材の開発と評価

書誌事項

タイトル別名
  • Development and Evaluation of Information Security Teaching Materials to Encourage a Sense of Ownership in Junior High School Students
  • 当事者意識を促す中学生向け情報セキュリティ教材の開発と評価 : 「あやしさ」を判断させるカード教材の開発
  • トウジシャ イシキ オ ウナガス チュウガクセイ ムケ ジョウホウ セキュリティ キョウザイ ノ カイハツ ト ヒョウカ : 「 アヤシサ 」 オ ハンダン サセル カード キョウザイ ノ カイハツ
  • -「あやしさ」を判断させるカード教材の開発 ―
  • -Development of Card Teaching Materials for Judging ‘Suspicious’ -

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抄録

<p> 情報セキュリティ関連のインシデントの増加や新しい学習指導要領などを踏まえると,今後,情報モラルだけでなく,情報セキュリティ教育の実施が学校教育での課題になる。しかし,情報セキュリティ教育の従来の指導方法については,セキュリティ対策やトラブル事例を紹介するという指導が中心であり,知識は身につくものの,どこか他人事として捉えてしまい,「自分ももしかしたらトラブルにあうかもしれない」という当事者意識を促すことは難しいという課題があった。そこで本研究では,中学生に「自分ももしかしたらトラブルにあうかもしれない」という当事者意識を促すことを目的とした情報セキュリティ教材の開発を行い,その成果を考察した。トラブル事例の「あやしさ」を自ら発見し判断させるために,スマホ画面を模したカード教材の開発を行い,授業を実践したところ,当事者意識とセキュリティ対策への意欲の向上が見られた。</p>

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