中国上海と東京のごみ分別指導の違い
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- 小寺 正明
- 環境・国際研究会
書誌事項
- タイトル別名
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- The difference in the trash discreet guidance in China Shanghai and Tokyo
抄録
上海では、ビデオを使い模範的なごみの分別指導方法をボランティアリーダーに示すとともに、ボランティアが朝晩ごみ箱の横に立って、ごみ分別を指導している。更に、毎朝ごみを分別した人にはスマートフォンを使ってポイントを付与し、ソックスなどのものと交換することができる。4年ぐらい指導を続けないと、ごみ分別が定着しない。<br><br> これに対し、東京の区部では、ごみ分別表やごみ分別ハンドブックを作って、全戸配布し、区役所職員によるごみ分別の説明会を各地区で行い、指導している。このような指導で、住民はおおむねごみ分別をしている。<br><br>上海市政府では、地元の大学とNGOに、上海と東京のごみ分別指導について、比較検討することを依頼している。<br><br> しかし、上海と東京では住民の性格や習慣に大きな違いがあるため、東京の区部のごみ分別指導をそのまま上海で採用しても、役に立つとは考えにくい。上海市は中国国内の成功事例を参考にすべきだと考える。
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 29 (0), 123-, 2018
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001288096640384
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- NII論文ID
- 130007540535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可